売られていた地球 3

Posted by 松長良樹 on 31.2011 0 comments 0 trackback
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「しかし実力行使は好まない。我々もきっと彼らも。何かいい案はないものか」
 大統領の温厚さが現れている。
「残念ながら実力は彼らが一枚上ですね。それは遠い星からこの地球にやってきたことで既に証明されている。それに彼らは野蛮人じゃない。取りあえず正当論を持ち出してきているし、法の厳守こそが彼らの主義らしい」
 若い金髪の中将が意外に冷静な言葉を続ける。
「しかし、人間がほかの惑星に、他の世界に移住するなどという事は考えられないし、ありえませんよ。第一その技術も方法もない。移住できる星を彼らが提供でもしてくれるのなら話は別ですが。とにかくここを離れるなんてできないし、それはたぶん人類の滅亡を意味する」
「待ってください。ソドニックは善良で優秀な科学者ですよ」

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