小次郎の失敗

Posted by 松長良樹 on 14.2013 0 comments 0 trackback
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 時は江戸時代。太平の世も終盤に差し掛かった頃、相模の国に宮本小次郎という、どこかで聞いたことがあるような無いような名の悪者がいた。
 小次郎は盗人、追剥の類(たぐい)で行商人やら、町人やらから金品を奪い取っていた。
 しかし彼の顔を誰一人として見たものはなかった。なぜなら小次郎は先祖から伝授された透明になれる妙薬を密かに隠し持っているのだった。元々小次郎の家系は幕府につかえる忍者であったが、太平の世が長く続くと見る間に落ちぶれ盗人に転落したのだ。

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