へんな誘拐

Posted by 松長良樹 on 30.2013 0 comments 0 trackback
名称未設定-1[1]

 相田氏の家の電話がけたたましく鳴った。
 でっぷりとしたお腹と、白髪交じりの相田氏。彼が不承不承に電話に出れば、受話器のむこうの誰かが衝撃的なことを言う。
「相田さん。あんたの可愛い小学生のお嬢ちゃんは、下校途中この俺がうまくだまして誘拐した」
 絶句する相田氏。
「えっ!! な、なんですって!!」
「まあ、そう、あわてるな。命をとろうなんて言わないから。ただし、金を用意しろ一千万、キャッシュだ。察に知らせれば、もちろんお嬢ちゃんの命はない」

 顔が苦痛に歪み、悶絶する相田氏。

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