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アリとキリギリス

Posted by 松長良樹 on 31.2015 0 comments 0 trackback
名称未設定-1

 青葉が生い茂る春、熱い日差しの夏。
 アリは働くフリをしていました。色々な食物を巣に運んだりして、いかにも冬に備えて食料の備蓄をしているように見せて、その実、仲間で思う存分食料を食べてしまっていたのです。
 キリギリスは遊んでいました。ケセラセラという歌を歌いながら陽気に、豊かなに茂った植物の葉を食べていました。
 やがて雪の降り積もる冬が当然やってきました。
 キリギリスは餓えていました。すると勤勉なアリの事が思いだされました。そしてアリの巣に行って食料を少しでいいから分けてもらおうと思いました。
 アリの巣に行くとアリは殊のほか暖かくキリギリスを迎えました。
 そして嬉しそうにキリギリスを取り囲んだのです。
 傍にキリギリスの羽が落ちていました。良く見ると足まで落ちていました。それも沢山です。アリたちがニッコリ笑いました。
 アリは働くフリをしていました。フリを……。

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