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縮みゆく地球

Posted by 松長良樹 on 29.2011 0 comments 0 trackback
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 ある時、なんの前触れも無く地球が突然縮み始めた。環境破壊のせいか、宇宙人の仕業か、天変地異か、まったくもって原因不明。とにかく刻一刻、地球が小さくなっていくのだ。
 世界中の科学者、学者達が、寝ずに調査、検証、協議したのは、言うまでもないが、なぜそうなったのか分からないので対策の立てようも無かった。
 ~どうしよう、このままじゃ住むところが無くなってしまう~
 人々は絶望した。現に隣の家の壁が刻一刻と真近に迫ってくるのだ。
 広大な庭を所有している土地持ちの悩みは深刻だった。
 ~私の広大な敷地が猫の額のようになってしまったらどうしよう~
 そこに賢そうな一人の少年が現れて言った。
「そんなの簡単さ。地球を風船と仮定してみればいいじゃないかな。きっと空気が抜けて縮んたんだ。空気を入れればふくらむのさ」
 最初は科学者達も相手にしなかったが、事が深刻さを増すにつれ、駄目もとでやってみよう。という事になった。
 高層ビル程の巨大な空気ポンプが世界中に建設され、一斉に地球内部(地下)にむかって膨大な量の空気が送り込まれた。するとどうだろう。地球の縮む速度が遅くなり、やがて止まったのだ。人々は驚嘆した。
 尚も続けると、地球は膨らみだしついに元の大きさに戻ったのだ。しかし、地上は静りかえっていた。どう言うわけか拍手も歓声も聞こえてはこなかった。
 なぜなら、地球上の酸素はすべて地球内部にあり、もはや呼吸できる人など誰一人いなかったのだから……。
                     
                    おしまい。

 この話は残念ながら僕の創作ではありません。実は小学6年の時に少年雑誌でこれを読み大変面白く、傑作だと思ったのでここに掲載させていただきました。一人でも多くの方にこの話を知っていただきたくて。
 オリジナルと違っているかもしれませんが雰囲気だけでも感じていただけたら嬉しいです。 ブログ作者
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