記念すべきもの

Posted by 松長良樹 on 14.2011 0 comments 0 trackback
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 医者が手術をしていました。時は十九世紀。所はウエストワールド。
 早い話が西部劇の時代です。医者は若く優秀な医師ではありましたが、まだ経験不足の新前です。患者は悪漢グループに銃で撃たれ、瀕死の重傷を負った保安官助手でした。
 やがて手術が始まりました。患者の胸部に深く埋まった弾を摘出できればこの手術は成功です。若い医者は真剣そのもので手術をして、首尾よくピンセットで弾を取り出しました。
 そしてニコニコと笑いました。と、ピンセットの先が滑って弾がベットの下に滑り込んでしまったのです。医者は慌てました。そして医者は記念すべきものを失くすものかとベッドの下に潜りこみました。そしてついに弾を見つけたのです。
 そして彼は再びそれを眺めてニコニコ笑いました。しかし、患者はとっくの昔に死んでいました。

                             おしまい
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