諸国漫遊

Posted by 松長良樹 on 24.2013 0 comments 0 trackback
 水戸藩主である徳川光圀は名君とうたわれ、その名は諸国に知れ渡っていた。弱きを助け悪をくじく、その功績こそが名声の由来である。
 あるとき、ケチなコソ泥がいて呉服問屋に盗みに入るところを、偶然にも光圀に発見されてしまった。この時コソ泥は番屋に連行され、死ぬほどのひどい折檻を受けたと言う。
 あまりの仕打ちに泥棒はあなた様は本当に水戸の御老公様ですかと尋ねると、御老公はこう答えて別人のように不気味に笑ったと言う。
「ふふぁふぁふぁふぁふぁっ、わしは水戸黄門などではない。水戸拷問じゃ」
  ――と。

 尚、この真相はほとんど資料がないため信憑性には著しく欠けるが、御老公に秘密の虐待趣味があったのか、あるいは全くの別人の仕業かは不明である。

                おしまい
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