スポンサーサイト

Posted by 松長良樹 on --.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

職業について

Posted by 松長良樹 on 27.2017 0 comments 0 trackback
名称未設定-1


 人は生まれながらにすべての職業に向いている。
 そして人がどんな職業につくかは偶然によって決定される。

 パンセの中でパスカルはこう語っています。なんだか励まされたような、励まされないような微妙なニュアンスです。人生において職業はとても大事な意味を持ち、人生を左右すると言っていいと思います。

 人は自分の意志によって職業を決定していると思いがちですが実はそうでもない。
 言うまでもなく職業の選択には親や周りの環境に多大な影響を受けます。また若いころは自分が何に向いているか悩んだりもします。若いころから自分のなりたいものを明確に心に決めている人はごく僅かです。

 また『蛙の子は蛙』ということわざも確かに核心をついている。

 しかし私の個人的な体験を書かせてもらいますと、職業は個人の意思によっても決定される事が十分にあるという事。私は若い頃どちらかといえば内向的な人間でした。人前でしゃべるのが嫌で、その上赤面症で無口なほうでした。それで技術職についたのですが、どうも仕事が面白くありません。その当時会社に打ち合わせ等に営業に方が出入りしていたのですが、その営業の方が明るく、話も面白くとても生き生きとして感じられました。一種の憧れみたいなものを感じていました。

 そしてある時(その当時は親と同居)親に営業の仕事がやってみたいと言ってみたところ、父がこう言ったのです。「お前みたいな人間に営業なんてできるわけがない」と。今考えてみますと親なりに私のことを考えて忠告してくれたのかも知れませんが、その時は強い反発と憤りを感じました。
 そして私は無謀にも会社を辞め、不動産の営業員になったのです。これはもう意地だけでした。なぜ不動産かというと営業成績でランク付けがされ、わかり易かったからです。目指したのはもちろん営業でのトップでした。
 その時の私は毎日21時まで仕事をして休日も休みませんでした。ぶっ通しで働いたのです。以前の仕事に比べて人間関係も厳しかったし、先輩も怖かった。しかし私にはどうあってもトップになるという意志がありました。
 そして入社二年目にしてトップになりました。自分の名札がトップの位置に置かれたのです。感無量でした。しかしながらトップに立った途端に力が萎えすぐに退職してしまったのですが。
 よく体が生まれつき弱い人が、奮起してオリンピックの選手になったとかありますよね。

 人は生まれながらにすべての職業に向いている。

 この言葉はある意味真実だと思います。ただし芸術業に関しては?ですが。

 では人がどんな職業につくかは偶然によって決定される。とはどういうことでしょうか?
 私の場合を例にとるなら、魅力的な営業マンを知ったという事、そして父の言葉は偶然といえば偶然でそれに影響された。という事になると思います。

 医者の子が医者になったり、ミュージシャンの子がミュージシャンになるのも偶然としてとらえられます。どこにいつ生まれたかがそもそも偶然で、そうなると運命論に近くなりますが。
 どんな職業についても真剣に前向きに取り組めば楽しくもなるでしょうし、後ろむきだと辛いものになると思います。

 また話が少し変わりますが私は若いころ仕事は生活の為にするものだと思っていました。だから高収入を追い求め、自分のために仕事をしてきました。まあ、それはそれであっているとは思いますが、成長するにつれて仕事を通じて社会に貢献するというのもとても大事だということが少しずつわかってきました。
 人は社会をつくります。一人では何もできません。結局個人の幸福は他者の幸福なしにはあり得ない。最近そう思えてきました。社会や会社の為に何ができるのか、最近自分にそう問います。いずれにしても職業はとても大事なものですね。

                                                              了
スポンサーサイト
Category : エッセイ


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://kitunosuke8.blog33.fc2.com/tb.php/453-e207473b
▲ top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。